新人メーカー技術者の物理の参考書

こんにちは~Mizuです。

今回は私(新人メーカー設計開発者)がどんな本で勉強しているか?

をご紹介します。

 

 

実は、私は社会人になったら”勉強”はあまりしなくてもいいと思っていました。

全然そんなことなかったです(笑)

会社独自の技術知識はもちろんのこと、

学生のときに勉強してすっかり忘れていた分野(=復習)および

メーカーで働くにあたって知っておきたい分野(=新しく学習)

さらに社会人としての教養(税金や資産運用など)

学生の時とは違って幅広い分野を勉強する必要が…あります。

まあ私は学生の時あまり勉強してなかったので、今になってその重要性に気づいた、ということなんですが…。

今回は、工学系の勉強、特に大学時代に勉強したはずの知識を復習するための参考書(教科書)に絞って書いてみます。

私と同様にメーカー設計開発者の方や、理系大学に行ってた人・行ってる人は、きっと同じ本を持っていると思います!

※筆者の都合で、かなり放射線寄りになってます
※ざっくばらんな紹介になってます

(独断と偏見で)知名度順に3冊紹介します。

1.電磁気学(砂川重信 著)

 

これ懐かしくないですか?!?!

1回生?2回生?のときに授業を受けた覚えがあります
(すでにうろ覚えw)

なんだかんだずっと持ってます。

大学生の時の教科書ってそもそも図書館で借りたり、
古本で買うからボロボロだったり、
あとは後輩に貸しててそのまま忘れたりとかして、
手元に残ってないものが多いんですよね…。

そんな戦国時代を(?)生き残ってきたのがこの砂川電磁気学です。

なぜ手放さなかったんだか理由はわかりません。が、ずっと本棚にいます。

電磁気が専門というわけではないんですが、
工学に携わる人間、電磁気の世界から逃れることは容易ではありませんからね。。。

できれば逃れたいけどね。。。

ということで、ちょくちょく復習してます。

基礎的な内容の教科書であり、勉強の優先順位は高くないため、
(私の中での)稼働率はそこまで高くないですが、
皆さんきっと砂川電磁気はご存知だろうな~懐かしいかな~と思って最初に紹介しました。

2.放射線概論(柴田徳思 編)

いや、めっちゃ専門的になっとるやないかい・・・

本当はね、制御の本を入れようと思ったんです(言い訳)
でも制御って学生の時やってないので、まだ良い教科書を見つけられてないんですよね。。。
(良いの見つけたらレビューします!)

さて、こちらはですね。
これを読めば放射線のことが大体すべて分かります(割と本当)

放射線主任者という資格を取るときのバイブルと言われています。

なお筆者は放射線主任者は受けていませんが、今後受けようと考えています。
(仕事で放射線を扱う機会が多いので…)

なのでこの本には最近非常にお世話になっています。

放射線に関する教科書は他にもいくつか有名なものがありますが、
やはり内容の質が一番いいのはこの本だと思います。

基本的なことを忘れてしまったときは絶対にこの本に立ち返ります。
ググるより正確ですし早いです!

各章の終わりに問題もついているため、非常に効率よく学習できます。

ただしデメリットが1つあります。

重い!!!

これ厚さが5㎝くらいあるんです。素晴らしい知識量。

とてもじゃないけど持ち歩くのは…少しつらいですね。分厚すぎます。

これ持ってスタバで勉強しようもんなら、かなり目立つこと間違いなしです。

逆に目立ちたい人はぜひ放射線概論を持ってスタバに行きましょう。

何の話だ?

3.「「ファインマン物理学」を読む」シリーズ*(竹内薫 著)

これ教科書とは言えないので、知ってる方は多いと思いますが3番目にしました。
(教科書は「ファインマン物理学」のほう、でもこれも結構独特の書き方してるので、純粋な教科書には分類されないかも)

実は最近見つけた本です。

*シリーズ…電磁気学、量子力学と相対性理論、力学、の3冊がシリーズとして出版されています。

2004年に初版が出てたみたいです。新書になったのはつい最近(2020)です。
ちなみにわたしは新書のほうを持っています。

端的に言えば、これは「復習」向きの本です。

少し大学物理かじったことあるよー、という人にはお勧めです。

量子力学?よくわからないけど、ファインマン物理学面白そう!って人には
正直あまり勧めません。

だいぶかじったな~という人は簡単すぎになると思うので、別の本を進めます。

しかし、「伝え方」「書き方」は、とてもとても勉強になるはずです。

この竹内さんという方は著名なサイエンスコミュニケーターとして活躍されており、
ファインマン物理学の本以外にも多くの作品を執筆されています。

社会人になると結構「大学で何の研究してたの?」とか「そういえば〇〇わかる?簡単に教えてほしい!」など話す機会が増えます(※筆者調べ)。

そういったシチュエーションにおいて、「わかりやすく伝える」という能力はあったほうが良いように思います。

こういった理由もあって、「「ファインマン物理学」を読む」シリーズを挙げてみました。

殿堂入り
現代の量子力学(上)(J.J.Sakurai著)

 

これは文句なしの殿堂入りでしょう!!!!!!

工学系というより物理系ですね。

2回生の時にやりました。

当時は正直よくわからなないまま進めており、
何となく問題を解いていたというのが正直なところです。

しかし、わからないなりにも、この本のページをめくっていくのが面白かったのを覚えています。

この教科書は本当によくできていて、最初はまず概念を理解するのが難しいかもしれないですが(私は難しかったです!)、シンプルに理解できるような構成、文章の書き方になっています。

また、各章の最後に問題がついており、それを解くことで自分の理解をより深めることができます。
なんだかんだこの問題があったことがすごく役立ったと思います。

学部生にとっては少々お値段の張る教科書ですが、1冊持っておくと社会人になってからも楽しめる(?)と思います。

あと本棚に置いておくとかっこいいので(重要)是非置いておきましょう!w

真面目にもう一度おすすめポイントを話すと、
個人的にはこの本の導入部分が好きですので、そこだけでも読んでみてください。
JJサクライ先生の人柄や業績について、同僚が語っています。
(サクライ先生はこの教科書を完成させる前に亡くなられており、実際に本として出版したのは奥さまや同僚です。)

以上

 

懐かしい気持ちになりましたか?
全然知らんがなwwという気持ちでしょうか?

結構専門的になってしまったのと、

あまり手元に教科書がなく、たくさん紹介できなかったので
(勉強してなかったからな…)

他のライターにも紹介してもらおうと思います。他力本願。

こういう本があるんだ~とか
自分でもいろいろ調べてみようかな~とか
いや、もっといい本あるでしょ~とか… 

何かしら感想を持ってもらえていれば幸いです。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です