キヤノン特許部隊【読書記録】

本シリーズでは、少しでも理系に関わる方は特に楽しんで読めるであろう
おすすめの本”を紹介していきます。

もちろん文系の方にもおすすめの本です

(※書評記事ではなく、筆者の感想です)

キヤノン特許部隊

こちらは言わずと知れた有名企業「Canon(キヤノン)」の特許部門について書かれた本です。

特許部門が有名なメーカー、といえば、キヤノンですね。

なぜ有名なのか?

それは、”特許戦略”が非常に優れているためです。

キヤノンは、「特許を取ってライセンス料(=特許の使用料)で稼ぐ」だけではなく、

「企業戦略として特許を活用する」ことで、数々の成功を収めてきました。

この特許戦略を作り出したのが丸島儀一さんです。

この本の著者(というか題材となっている人)ですね。

この方がキヤノンの特許部隊を率いてきた第一人者です。

もう、すごい方なんです。

この方が日本企業の”特許”に対する考え方を変えた、と言っても過言ではありません。

入社当初は特許部門に配属されたことは本望ではなかったそうですが、
努力を重ね頭を使って、あっという間に頭角を現した、というストーリーが
本書には書かれています。
(配属ガチャが功を奏した(?)好例ですね。笑)

個人的には、この丸島さんが特許戦略に目覚めるまでのストーリーがとても良かったです。

本書の後半では、これからの日本の特許戦略について詳しく語られています。

ものづくりに関わる人間としては、読んでいると非常に刺激的で面白い内容だと思います!

専門用語などが出てくるので、少し読みづらいですが、
ストーリーが面白いので一気に読めると思います。

何度も読み返したい一冊です!

・知財関連に興味がある方
・理系の方
・配属が希望通りでなかった方(!)

ぜひぜひ読んでみてくださいね!

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